カスペルスキーの「ネット常識力」をやってみて、わかったこと
先日の記事で、「ネット常識力」で満点をとったことを書きました。
この中で、気になった問題と回答がありましたので、
ピックアップ&コメントしたいと思います。
まず、全体として、この手の問題で可用性を無視するのは当たり前ですね。
つまり「自分がどうやっているか?」ではなく、
「どうやるべきか?」という観点で回答するということです。
例えば、この問題。
(強力なパスワードを新しく作る。」が正答)
まぁ、都度強力なパスワードを作る人はいないですよね。
あと、こんなのも。
(「何もダウンロードしない」が正答)
何もダウンロードしない人などほぼ居ないのではないでしょうか。
極めつけはこれ。
(「プライベートメッセージはオンラインで送らない。」が正答)
もう何も言えませんね。
さて、これも気になりました。
(「自分のフルネームとプロフィール写真」が正答)
これまでの流れから、「個人情報は公開しない」という解答になりそうですが、
これは違いました。(そもそも選択肢がないのですが)
基準がよくわかりません。
話題は変えて、意外な正当がこれです。
(「ファイルを暗号化してクラウドストレージに移す」が正答)
もうすでに、ローカル環境にバックアップするよりも、
クラウド上にバックアップを置くほうがセキュアなのだそうです。
時代は変わったと言えるのではないでしょうか。
あと、これも気になりました。
(「しっかり読んでから[同意する]をクリックする」)が正答)
まぁ、選択肢の中から、消去法でこれを選択せざるを得ないのですが、
正しくは、
「しっかり読んでから、『内容に同意できる場合のみ』同意するをクリックする」
ではないでしょうか。
この選択肢だと、無条件で同意してしまうように読めます。
あと最後に、
(上記チェックをつけた4つが正答)
「友達の評価やネットでの評価が高いこと」にチェックを入れると、
点数が下がりました。つまり、正答ではありません。
「脅威からの保護レベルをチェックする第三者機関のテストで高評化を得ていること」
が正答なので、言い換えると「素人の評価を参考にしないこと」ということになるのでしょうか。
また、「ネットの評価」も「第三者機関テストの評価」に含まれているのでは?
と矛盾があると感じます。よくわかりません。
個人的には「友人やネットの評価」を重要視するのですが。。。
カスペルスキー製品がネット上での評価が低いのでしょうか???
さてさて、とりとめのない文章になりましたが、
これらから言えるのが、
カスペルスキーが考える「ネット常識力」は、
通常の人が考える「ネット常識力」とは違う。ということです。
ご参考までに。